移住先に松山市の興居島を選んだきっかけは?
私は東京出身ですが、子どもの頃から田舎暮らしに憧れていました。もともと離島が好きで、農業もしたいと思っていたなか、松山市の移住に関する情報を調べていて興居島のことを知りました。自然豊かな島でありながら、松山市中心部へのアクセスが良いことに魅力を感じ興居島に移住することを決めました。移住前に心配だったのが車の運転でしたが、実際に暮らしてみると日常生活は徒歩と自転車でも十分。松山市中心部へも電車とフェリーで15分と気軽に出られるため、車がなくても不便なく暮らせています。
現在、どのような活動をしていますか。
東京のホテル関連会社に勤務し、リモートワークをしています。人事の仕事ですが、面接や打ち合わせもオンラインでできるので、島にいながら問題なく続けられています。平日は夕方まで在宅で仕事をして、終わったら自分の時間。畑仕事をしたり、釣りに行ったり島暮らしを楽しんでいます。月に一回は東京のオフィスに出社したり、各地のホテル拠点に行ったりするのですが、ずっと島にいるのではなく、ときどきに都会に出る。そのくらいのバランスが私にはちょうどいい気分転換になっています。松山空港へのアクセスが良いのも、出張がある私にはとても助かっています。
松山市の魅力はどんなところだと感じますか?
一番の魅力は、「便利さ」と「豊かさ」が両方手に入るところだと思います。離島なので海が近くて自然も豊か。一方でフェリーに乗れば松山中心部へも気軽に出られて、電車やバスも充実しています。田舎に暮らしているけれど、都市から切り離されているわけではない。その距離感がちょうど良いです。仕事はこれまでと変わらず続けながら、仕事が終われば畑や海がある。そんな暮らしができるので、自然の近くで暮らしてみたいリモートワーカーの方には本当におすすめです。
島のコミュニティや人間関係はいかがですか?
松山の人って、外から来た人に対して本当にウェルカムな方が多いなという印象があって、これは「お接待文化」が息づいているからなんでしょうか。島の生活では物々交換も初めて経験しました。お野菜をもらったり、焼きたてのパンやお漬物をおすそわけしてもらったり、近所のおじいちゃんとイカ釣りに行ったり…、東京で暮らしていた頃には、なかなか出会えなかった人とのつながりや経験がたくさんあります。今まで知らなかった世界に触れることができて、毎日が新鮮な経験の連続です。
子どもたちに伝えたいことはありますか?
松山の子どもたちには、地元という選択肢を大切に持ちながらも、東京や大阪などの都市部にも目を向けてほしいと思います。私は東京育ちで、誰に言われたわけでもないですが、自然と都会の大学、会社を選んでいました。でも松山で暮らしてみるとここには地元に残る選択肢も、都市部に出るという選択肢も、当たり前にあるんだと感じます。その恵まれた環境を、ぜひいかしてほしいなと思います。松山が好きなら地元に残ってもいいし、外に出たいなら出てもいい。そして外に出たとしても、いつか「戻ってきたい」と思える地元がある。そんなふうに思える場所があることは、本当に素敵なことだと思います。
ありがとうございました。
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田舎の豊かさと都市の便利さ。興居島はその両立が叶う場所です。