松山の人の温かさが、起業家として進む道を照らしてくれました。

  • 奥田泰生さん

松山へ移住した理由を教えてください。

大学を卒業して、入社した会社の最初の赴任先が松山でした。縁もゆかりもない土地で最初は不安もありましたが、お客様との濃い関わりができたことや、一人で居酒屋に行っても温かく受け入れてもらえたことなどから、松山に居場所ができたような気がしました。2020年10月に会社を退職したときも地元の神奈川に戻る選択肢はなく、「松山で暮らしていきたい」と思い移住を決めました。

現在、どのような活動をしていますか。

前職を退職後、最初は個人事業主としてWeb制作やSNS運用代行をしていました。そのときに出会ったのが、今のビジネスパートナーで、お互いフリーランスで協力し合ううちに意気投合し、現在、植物インテリアの店「GREEN BASE」を立ち上げ、経営しています。

植物を選んだ理由は、ビジネスパートナーが以前植物に関わる仕事をしていたこと、自分もライフスタイルの分野に関わりたいという思いがあったこと、そして観葉植物なら提案次第で自分たちの個性を出せると感じたからです。

起業するうえで、松山の風土が後押しになったことはありますか?

それはすごくありますね。会社員時代に居酒屋で出会った人が、僕たちのビジネスをサポートしてくださったり、お客さんになってくださったりと、松山じゃなかったら、ここまで“人とのつながり”で仕事が展開していくことはなかった気がします。正直、何も実力がない頃から仕事をいただけたのは、周りの方々の応援の気持ちが大きかったんだと思います。本当に感謝しかありません。

松山の魅力を教えてください。

自分にとって一番の魅力は「人の温かさ」です。もちろん家賃の安さや空港の近さ、まちのコンパクトさなど生活面でもメリットは多いですが、何より“人”が魅力的ですね。皆さんの温かさやつながりに助けられて生きていると実感しています。

また、海や川など自然が近くにあるのもいいですよね。まちと自然が程よくミックスしているのは魅力の一つだと思います。移住してから釣りを始めましたが、釣れたハマチを行きつけの居酒屋の大将がさばいてくれて、それが本当においしくて。神奈川にいた頃は生魚が苦手だったのですが、今では刺身もよく食べるようになりました。新鮮なものが手軽に食べられることに幸せを感じていますし、両親も松山に来て魚のおいしさに感動していました。

子どもたちへのメッセージをお願いします。

子どもたちには「つながりを大事にしてほしい」と伝えたいです。松山は、同級生同士で事業をしている人がいたり、一度外で経験を積んだ上で戻ってきて起業する人が多かったりと、人とのつながりが未来の仕事に発展しやすいまちだと感じています。地域に循環をもたらすという意味では、積極的に外に出るのもいいと思います。ぜひ、人との出会いを大切に、いろんなことを経験してほしいですね。

ありがとうございました。