現在、どのような活動をしていますか。
三津浜にある瀬村製材所の四代目を務めています。うちは大正10年の創業で、製材所としては100年を超えました。また本業のかたわら、三津浜地区まちづくり協議会の会長や三津浜地区にぎわい創出実行委員会の委員長、松山港まつり振興会の会長として地域活性化に取り組んでいます。具体的には空き家や空き店舗をリノベーションしてシェアショップのオープンにつなげたり、松山の夏の風物詩「松山港まつり・三津浜花火大会」や三津浜のまちを仮装して歩く「ハロウィン&生活博物館」などのさまざまなイベントを実施したりしています。
三津浜はどんなまちですか?
もともと三津浜は、松山の海の玄関口として栄えたまちなんです。船も三津を中心に行き来していて、大阪からの荷物もここに届いていました。中島や興居島など島嶼部から買い物に来る人、通勤や通学で訪れる人も多くて、商売をするにはとてもいい場所だったんです。商店街には100店舗以上あり、衣食住に娯楽まで、すべてが揃っていました。その面影は失われつつありますが、近年は移住者が増えていて、新たな人の流れが生まれていると感じます。商店街にも移住の方が開いた人気店があり、週末などは若者の往来が増えました。
お気に入りの場所を教えてください。
やっぱり地元・三津浜の海ですね。内港から臨む、興居島や海の景色が好きなんです。長年住んでいてもずっと飽きないですし、仕事を終えて夕日に染まる海を眺めると、しみじみいいところだなぁと実感します。三津と港山を結ぶ渡船「三津の渡し」も風情があっていいですよ。
今後はどのような取り組みを考えていますか?
商店街に魅力的な店が増えたことで“遊びに来てくれるまち”にはなってきたので、今度は三津浜に定着してもらえるように取り組んでいきたいと考えています。そのためには産業おこしですね。ここでしかできない仕事があること、雇用が安定していること、安心して暮らせるまちであること、そして利便性があれば、人は定着していくんじゃないかなと思うんです。また、イベントについても、昔は商店街の単位で考えていたのですが、エリアを広げて三津浜全体で連携した活動ができたらと考えています。
子どもたちへ伝えたいことはありますか?
まず、自分の住んでいるまちのことを知って、好きになってほしいですね。知ることで我がまちを愛することができ、自分たちで変えていこうというパワーが生まれますから。三津浜では、中学生のころから花火大会のボランティアに参加してもらったり、地域のことを調べて発表したりする場をつくってきました。そういう経験が、大人になったときに「三津に帰ろう」「三津のために何かしたい」という気持ちにつながっていくと信じています。
ありがとうございました。
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松山の玄関口・三津浜は、移住者と地元がつながるまち。